年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

俺流 スコアの見方講座

本記事はnoteにてご提供いたします。 下記URLよりご参照ください。

note.com

大変恐縮ですが こちらはかつて 有料アドバイスとして提供実績のある内容のため ドリンク一杯分(100円) 申し受けます。

ご覧いただければとても嬉しいです!

灼熱の体育館練習対策に、これ使えませんかね?

コンクールシーズン真っ盛り。

音楽室よりも広い空間でより本番を意識して

練習したい学校も多いはず。

 

実際に使われるのは大抵、体育館。

それも、他の運動部などの大会も近く、

特に午前中は取り合いのため、なかなか取れなかったり、

やむなく、より暑い午後になったり。

 

公立中学校って、体育館に空調がないこと多くありません?

自分の訪問先でも巨大な扇風機をいくつも回したり、

タオルを冷やしてとっかえひっかえしながら取り組んでいます。

もちろん、給水も欠かせません。

 

最近目にするようになったのは、ハンディ扇風機を持参する子。

手に入りやすくなりましたしね。

 

ただそれでも演奏には支障があります。

風が吹いて譜面が飛んだり、髪の毛に絡まらないか気にしたり。

 

そこで気になったのがこんな商品。

金属(ペルチェ素子)を首周りに当てて冷やすもの。

ずっと持続するハンドタオルみたいなものですよね。

 

 

首周りは気になると思いますが、タオルを巻くなら

似た感じだと思いますし、風の心配もない(はず)。

 

問題は値段です。。学校で一括で買えるものとは思いません。

でも需要がなければ価格は下がりません。

保護者に紹介して、個々人が買ってゆけばいずれ。。

 

 

理髪師と演奏

いらっしゃいませ!

今日はどんなスタイルにします?

こんなイメージで。または、お任せで。

しばしの沈黙から、黙々とハサミを動かしだす。

時々止めて、具合を確認して、また、動かして。

こんな感じで?

いいですね!

ありがとうございます!では、整えますね。

 

大体こんな感じ?

 

ふと思ったんです。

この時の理髪師さんの気持ち。

 

お客さんの要望に、時には自分のアドバイスも添えながら、

イメージをしっかりと固めて、あとは、進む。

 

時には慎重に、大胆に。

失敗すると大変。切りすぎちゃったらどうしよう。

時にはごまかしもするのかな笑

 

これ、何も考えずに進んだら、ちょっと怖くないですか?

不安じゃないですか?

 

明確なイメージをもつこと。

あとは勇気をもって進むこと。

さいごまで。しっかりと。

 

これ、演奏でも大切な事じゃないですか?

 

なんてことをふと思ったわけです。

 

(できれば、失敗しても立て直す術も身につけたいのも、同じかも笑)

 

とりとめもなくてすみません。

大体床屋だの美容院だのは数か月に1とはいくと思うので、

共感頂ける方はこんなことを考えながら、気持ちをリセットする

良い機会かもしれません。

 

参考になれば幸いです。

 

おまけ

理髪師と言えば、セビリア

よろしければ、お楽しみください。

歌劇《セビリアの理髪師》序曲

歌劇《セビリアの理髪師》序曲

  • セサール・カンティエルリ指揮、ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団
  • クラシック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

先生、自己犠牲って、そういうことじゃない。。

顧問の先生、保護者、生徒、みんなに読んでいただきたい内容です。

 

幾つか学校を訪れていますが、立派だなと思う顧問の先生も多々いらっしゃいます。

たとえば。

朝練に先立って、自主練しようと思って学校に行く。

行けば、学校の門が空いており、いつもの通り練習が出来る。

これは、なぜ?

先生はさらに早く来ているからですね。

いつもみんなに早く帰れと急かす先生、いやですねぇ笑

でも、先生が真っ先に帰る事って、まずない。

これは、なぜ?

皆が無事に学校を出たことを見届けるためですね。

こういった事は先生の自己犠牲の上に成り立っています。

仕事のうち?

いえ、いわゆるサービス残業かもしれませんよ?

 

生徒の皆さん、保護者の皆さん、先生のこういうところ、ちゃんと見てあげてくださいね。

 

さて、一方。。。

練習が厳しい先生、コンクールメンバーを決める先生、これは、生徒につらい思いをさせているかもしれない。

 

でも、これも、自己犠牲。あえて、恨まれ役を買う覚悟です!

という先生がいる。

 

ちょっとまって。これは違う。

 

なぜ、厳しくするのか、なぜ、メンバーをこのように決めたのか、など、

きちんと先生の意思を伝え、合意をとらなければ、ちょっと危険。

そうでないと、下手をすれば、ただ、恨まれる。

 

先生、生徒が逆らえないと思って自分のやりたいようにしてる。

分からないからって生徒に聞かれると怖いから無理やり進める。

何でこのメンバーになったのか全然わからない。

など。


有識者の先生が行っても、そうでない先生が行っても、

そこに意思の疎通がなければ同じ。

 

さらに、たとえそうなっても、生徒は先生に逆らえずに仕方なく同意し、保護者は生徒より部活に詳しくないのでお茶を濁して同意し、だれも、先生を止めることができません。

 

先生、自己犠牲って、そういうことじゃない。

 

もし、それで金賞をとると、

学校が喜び、生徒が喜び、保護者が喜び、すべて清算

そううまくいくとよいのですが。。。

いや、上手くいく環境自体に異常なのかもしれませんが。。

 

先生は、自己犠牲を払ってまで、部活を円滑に回したいんですよね?

部活で何を教えたいですか?授業では得られない社会性など大切ですよね。今風に言うとアクティブラーニングなども関係しますね。そして。。。

音楽の楽しさを教えたいのではないですか?音楽で感受性を高めることで、様々なことに興味を持たせることを教えたいのではないですか?

もし興味がありましたらこちらの本もご覧ください。

 

 

 

学校での管理上、吹奏楽の編成をとっているところが多いですが、それは手段ですよね。ましてやコンクールをここまで大切にしている国は一体どれくらい。。。

 

折角、けっしてよい待遇といえない状況下で、時には自分を、家族を犠牲にしてまでみんなのためにと思って頑張る熱意をお持ちなのですから、それが報われることを心より祈っております。

 

お役に立てそうでしたらぜひご相談ください。こちらでお待ちしております。

 

部活のない日に、頭の整理など。(今回は和声のおすすめ本の紹介)

いよいよ週末。

コンクールシーズンは基本、土日はどこかの学校の部活に参加しています。

ありがたいことです。

ところが今週末(前々回のブログの通り)、ポッカリと空いてしまいました。

テンションだけが空回り笑。

折角の機会なので、頭の整理をしてみようと。

おそらく共感していただける方も多いのでは?と思いますが笑、知っているようで、本当に知っているのか?と不安になるアレ。はい。和声です。

もちろん曲を練習しながら、聞きながら、ああそんな感じ?のように、理解をしながらすすめているつもりではありますが、和声って、歴史の産物でもあると思い、この部分を体系的に抑えておくと、吹奏楽だけでなく、音楽全体が紐付いて行くようで、楽しいはずなんです。

ただ、いざ書籍を引っ張り出すと、ふっるい記述の山だったり、分厚いものだったり、書き手の自己満足なんじゃない?(失礼!)と思うような書籍に圧倒され、躊躇。。

最近はだいぶ工夫されわかりやすくなっているものも増えているように思いますが、導入は良くても、結局は和声はルールの積み重ねでもあるので、深くなっていくと段々と重くなってくる。また、躊躇。。

本で理解することは、インターネットから情報を断片的に入手するのと違い、本来は体系的に理解しやすいものなんです。ビジネス書など学びのノウハウでも、基本的にまず目次を読めと。目次が煩雑なら避けよと言われるくらい。

なので今回の目的である頭の整理をするなら、書籍が良いと思うのですが、これまでの過去を振り返るとなかなか。。。と、躊躇(しつこい笑)

ダメ元で検索してみたら、あれ?これ、行けそう。

絶対! わかる 和声法100のコツ

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  • 土田京子
  • 音楽
  • ¥1,600

ルールや説明ありきではなくて、それはどのような場面で使われているか、とか、どんなことに注目してみるとわかります、と言うようなアプローチになっているようで。。

 

こういうの、期待してました。

ルールは、覚えてなんぼではなく、使ってなんぼ。

指導の現場では、教えてなんぼではなく、興味を持たせて、使ってみようとおもわせてなんぼ。

 

今の所、半分くらいさっと読んだところで共有したくなり、先に記事を書いてしまいました。集中しろって?書いたら読書に戻ります(笑)

よろしければ、ぜひ。

高2自殺 過労死ラインの部活指摘 - Yahoo!ニュース について伝えたい事。

少しだけ身元バレになりますかね。。。

この記事、とても身近な問題だったりします。

news.yahoo.co.jp

まず、

「コンクールを肯定する人」と「コンクールを否定する人」

「部活をしたい人」と「部活をしたくない人」

もうこの前提が違うだけで、相容れない部分があるでしょうから、自分の意見というより、身の回りで感じることを中心にお伝え出来たらと思います。

 

コンクールが盛んだったり、有名校がある周辺地域では、やはり吹奏楽自体が盛んです。上手な子も多いし、地区予選突破も困難。

言葉悪くいってしまいますが、地区予選の方が県大会よりも大変だったり。

 

こういうところでは、コンクールに疑問を投げかけると、なんで?と、否定されることも多いです。顧問、生徒、保護者にまで。

記事にもありますが、市教委も上げて盛り上がっている地域ですから。

上の大会に進むと市から表彰されるし。

 

特に保護者は自信に経験がない場合、実技から遠いので、金賞=報われた。→子供頑張った→先生のおかげ。理由は説明できないけど。

そして経験のある保護者は、顧問が成果を残せないと積極的に発言(あまり良い意味ではなく)する方も出てきます。

いろんな意味で盛んです(笑)

 

つまり何が言いたいかというと、つらくなってしまった子から見た時に、周りが言うほど簡単に逃げ場が確保できないんです。

保護者も、顧問も、友達も(類は友を呼ぶとも言いますね)、コンクールに肯定的だった場合や期待されている場合、追いつめられる可能性は十分にあります。

本当に、つらいと思います。自分だって、信じていたわけでしょうし。

 

この学校、自分の教え子も何人かいます。

小学校からこの学校に憧れている子(親、先生)もたくさんいます。

(じつは、自分さえも、小学生の時に、顧問の先生がここに推薦状を書いたりもしていたそうです。)

 

自分もこの流れにうまく乗ったほうが上達できたかもしれないのに?なぜそんな環境にいながら、こんなグダグダと疑問を投げかけているかというと、

自分が音楽に興味を持ったきっかけは、オケでした。オケでラッパが吹きたい。

ところが吹奏楽部しかない。吹奏楽ってなんだ?という、小学校スタートだったからだと思います。

当時からこの高校は有名で、意識高くここを目指している子は上達も早かった。

それは凄いこと。

 

ただね。。違和感があったんですよね。当初から。

強豪?強いとか弱いとか、なんだ?

上手いとは思うけど、自分が目指す音とはちょっと違うな。

自分の代わりにレギュラー落ちした子から恨まれてる・・・?

なんだ?それ。

 

そしてこの記事。

どこまで追い詰められてしまったんだろう。どこまで絶望感で埋めてしまったんだろう。周りだって気づいたら止められたのかな。もっと頑張れって言ったのかな。色々考えてしまう。

 

こんなわけで、

少なくとも自分に関わってきた子たち(かかわってしまった子たち?笑)には、みんなが無事に、満足して卒業するために、決して追いつめられてしまわないために、中学時代に伝えた事を少しでも思い出してくれるといいなと思っています。

 

コンクールは、目標にするには良いが、目的にしてはいけないよ。

 

コンクールのために頑張るんじゃなくて、

上達して、音楽をより楽しむために、コンクールを生かす。

 

音楽ってね、幅広いの。

 

プロ奏者=コンクール全国経験者じゃないの

良い指導者=以下略笑

 

別ジャンルのプロ(の友人)から言わせると、大勢で整然と揃い切った演奏は逆に違和感を感じることもあるそう。

 

いろんな見方、いろんな楽しみ方、いろんなモチベーションの持ち方、あると思うのです。

 

コンクールメンバーに選ばれなかった→自分には音楽は向いてない。

じゃ、ないから。

自分なりに目指していた音楽とコンクールの相性がずれただけかもしれない。

 

コンクールで金賞取れなかった→私には才能ないかも。

じゃ、ないから。

そもそも才能のあるなしは、才能のある人にしかわからないから。矛盾してるよ?

 

コンクールを目標にして、賞の色が上がったでも何でもよいが、

なぜ、上手くいったのか、どこを改善できるのか、

そういうところを深堀して、次につなげてほしい。

 

賞の色は、取った瞬間、過去のもの。

講評用紙に書かれていることは、未来のためのもの。

講評用紙を大切にしてね。

 

パパっと書きましたが、

こんな話を良くしています。

 

いずれ、金賞をとった学校の生徒だけがギャーと喜べる場ではなく、銅から銀になった学校も同じように喜べる場になってほしいなと、互いをたたえる拍手を贈れるようになればいいな思っています。

 

あまりまとまりがありませんが、そんな感じです。。