先生、自己犠牲って、そういうことじゃない。。
顧問の先生、保護者、生徒、みんなに読んでいただきたい内容です。
幾つか学校を訪れていますが、立派だなと思う顧問の先生も多々いらっしゃいます。
たとえば。
朝練に先立って、自主練しようと思って学校に行く。
行けば、学校の門が空いており、いつもの通り練習が出来る。
これは、なぜ?
先生はさらに早く来ているからですね。
いつもみんなに早く帰れと急かす先生、いやですねぇ笑
でも、先生が真っ先に帰る事って、まずない。
これは、なぜ?
皆が無事に学校を出たことを見届けるためですね。
こういった事は先生の自己犠牲の上に成り立っています。
仕事のうち?
いえ、いわゆるサービス残業かもしれませんよ?
生徒の皆さん、保護者の皆さん、先生のこういうところ、ちゃんと見てあげてくださいね。
さて、一方。。。
練習が厳しい先生、コンクールメンバーを決める先生、これは、生徒につらい思いをさせているかもしれない。
でも、これも、自己犠牲。あえて、恨まれ役を買う覚悟です!
という先生がいる。
ちょっとまって。これは違う。
なぜ、厳しくするのか、なぜ、メンバーをこのように決めたのか、など、
きちんと先生の意思を伝え、合意をとらなければ、ちょっと危険。
そうでないと、下手をすれば、ただ、恨まれる。
先生、生徒が逆らえないと思って自分のやりたいようにしてる。
分からないからって生徒に聞かれると怖いから無理やり進める。
何でこのメンバーになったのか全然わからない。
など。
有識者の先生が行っても、そうでない先生が行っても、
そこに意思の疎通がなければ同じ。
さらに、たとえそうなっても、生徒は先生に逆らえずに仕方なく同意し、保護者は生徒より部活に詳しくないのでお茶を濁して同意し、だれも、先生を止めることができません。
先生、自己犠牲って、そういうことじゃない。
もし、それで金賞をとると、
学校が喜び、生徒が喜び、保護者が喜び、すべて清算。
そううまくいくとよいのですが。。。
いや、上手くいく環境自体に異常なのかもしれませんが。。
先生は、自己犠牲を払ってまで、部活を円滑に回したいんですよね?
部活で何を教えたいですか?授業では得られない社会性など大切ですよね。今風に言うとアクティブラーニングなども関係しますね。そして。。。
音楽の楽しさを教えたいのではないですか?音楽で感受性を高めることで、様々なことに興味を持たせることを教えたいのではないですか?
もし興味がありましたらこちらの本もご覧ください。
学校での管理上、吹奏楽の編成をとっているところが多いですが、それは手段ですよね。ましてやコンクールをここまで大切にしている国は一体どれくらい。。。
折角、けっしてよい待遇といえない状況下で、時には自分を、家族を犠牲にしてまでみんなのためにと思って頑張る熱意をお持ちなのですから、それが報われることを心より祈っております。
お役に立てそうでしたらぜひご相談ください。こちらでお待ちしております。