年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

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ボッチなパートの先輩の気持ち

そろそろ新入生の楽器が決まる頃でしょうか。 その時、希望の楽器になれなかった子のメンタル、気になります。

実は、それに負けないくらい心配になることがあるんです。 それは。。。

誰も入らなかったパートの先輩の気持ち

俗に、ボッチパートといわれるところ。 ●大型楽器 ●コントラバスオーボエファゴットの様な希少楽器

「ああやっぱりな…」 「自分は好きだと信じてたのに、誰も希望してくれなかった」

の様な空気が。

希望の楽器になれなかった一年生については、先輩や先生、 みんなでフォローしていける。

ボッチパートの先輩はどうなる?

◾️自分の楽器を教える後輩がいない 先輩になるための成長機会が、他のパートより少なくなります。 ◾️合奏で他のパートには後輩がいる場面を目の当たりにする 本人のモチベーションを保たないといけません。。

できるだけ、ボッチパートを作らない方が良いかと思っています

そりゃそうですよね。とはいえ、人数の問題もあり、 もともと贅沢な悩みかもしれない。 でも、不足パートを補う方法では、アンバランスが続いてしまう。

学年ごとに、バンドが組める様な編成を心がけて

そうすれば、その学年ごとの音楽が組み立てられます。 学年の一体感を強めることができます。 支えになります。

人数が少ない場合、諦めるしかない?

そう思った時期が私にもありました。そう。ついこの間も笑

これは指導に来てくれている卒業生の知恵を借りられたおかげで、 やはり簡単に諦めてはいけないという気持ちがより強くなりました。

同族楽器は担当を循環させる

例えば、サックスなどは全種に一人ずついなくても、 曲によってメンバーでバランス取りながらどれも扱えるようになる。

最悪、二年に1人、補うことにする

一緒にできる期間はかなり短いです。1年じゃありません。3ヶ月です。 (参考 部活動は三年間じゃない) それでも、先輩は大切な経験が出来ます。これは大きい。

考えなければいけないこと。

マイ楽器を持ってる子が希望楽器になりやすいとか言う都市伝説。

これは保護者を説得したい笑 部活では、自分の役割を得て、磨きつつ、みんなで何かを実現することが 大切と思います。希望の楽器にならなくても、得るものはあります。 何よりこのブログを書いている私自身が、最後まで希望のトロンボーンになれず、 他の金管楽器はほぼ全て回されたのだから間違いありません笑

そんなにその楽器を続けたければ個人レッスンのがいいです。

フォローとしての楽器体験会

こんな理由から、ぜひ行ったほうがいいと思います。 ◾️他の楽器を理解することができる。 単に音を出すことの違いがある事、座る位置、目線の違いなど。 ◾️自分の楽器を一生懸命取り組んで来たことを自覚させることができる。 自分の担当楽器が一番操りやすいことが再認識できるはずです。 「それは、これまで自分の担当楽器をちゃんとやって来たから」 と言うことを話し、自信を持たせるチャンスです。

実施時期だけはちょっと配慮が必要で、まさに今の時期、希望楽器に なれなかった子の気持ちが整っていない時期は避けたほうがいいかと思います。

まとめ

ボッチなパートを作らない 新入生だけでなく、先輩もケアする 学年ごとにバンドが組める編成を心がけて 簡単に諦めない

ご参考になれば幸いです。