年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

形容詞・形容動詞を活用して、音のイメージ力をアップ!

「音を出すときどんなことをイメージしました?」

と聞くと、

芯のある しっかりとした はっきり 響かせる

一人一人から、 こんな感じの言葉が出てきました。

うん。具体的でいいんですけどね。

でも、

それら全部、大事じゃない?

とはいえ。。 全部を一気に気にするのは大変・・・。

人間、数多くの言葉を覚えるためには 具体的な絵をイメージしたほうが定着するそうですね。 短期記憶回復法とかでよく言われるやつです。

演奏するとき、 その都度絵を描くわけにはいきませんが笑、 絵をイメージしやすい言葉を使うことは可能では?

形容詞・形容動詞はいかが?

あかるい音 さわやかな音 綺麗な音

なぜこの方法をお勧めするかをご説明します。

たとえば

あかるい音、には、冒頭にみんなが答えた 芯のある しっかりとした はっきり 響かせる

これらが含まれてます。

 

あかるい音 ┣芯のある ┣しっかりとした ┣はっきり ┗響かせる

 

こんな感じ。

つまり、形容詞・形容動詞を使って イメージを作っておけば、 多くのことを同時に意識できることになるんです。

どれも大事、なのに、 一部のことしか意識できなかったら、 結局何か物足りない音になりそうですよね。

この中の一部、たとえば、はっきり だけをみんなが意識したら、 ただただ強い音ばかりが聞こえてきたりして笑

さらに。

これ、逆の方向にも使えるんです。

自分の音を見直すときです。

あかるい音が出したいのに、 なんとなくぴんと来ない。

なぜ?

あかるい音って、どんな音だろ。

芯のある? しっかりとした? はっきり? 響かせる?

こうやって、分解していくんです。

気にしていなかったことがあれば、 ここで確かめてみる。

響きを意識していたかな?

とか。

もしかすると要素が増えるかもしれない。

しっかりとした? そんな強い音ばかりかな。 これは外してみよう。

こんな感じ。

個人練やパート練習中のちょっとした コミュニケーションにでも使ってみてください。

意外とみんな、違うことを考えているなと 気づけたりして、面白いですよ?笑

ご参考になれば幸いです^^