年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

音程は、合わせるものじゃなく・・・?

音程は、合わせるものじゃなく・・・?

合うものなんです。

・・・・・はい?

と思われた方、すみません。

私のブログ、特に最近は結論から書きすぎて 読みづらいかもしれませんが、続けます。

コロナ対策が終わって、楽器が鳴らせるようになれば ぜひ試してほしいことです。

音出しをすると、真っ先に気になるのが 音程、かもしれません。

基礎錬でも合奏でも、捕まる理由の多くが これかもしれない。

そうすると、まずチューナーを手にして、 合わせに行きます。

ごにょごにょごにょごにょ・・・。

今度は、音程があったころには、 肝心の音がしょぼくなってしまったり。

この繰り返しを普段しているんでしょうかね。

たまに自分が訪問した時に、 音出してみて、というと、 恐る恐る発音する子がずらり。

音程が合わないと気になるし、怒られるし。

「どうやったら音程って合わせられますか?」

とてもよく受ける質問です。

その質問に対する答え。

「合わせないでください。」

いまのままでは、 合わせても、肝心の音がしょぼくなることが 目に見えているからです。

「どうするんですか?」

「まずはしっかり楽器が鳴るように、響くようにしてください。音程は気にしないで。」 つづけて、こういいます。 「しっかり響くようになれば、音程は、合ってきます。」

明らかに疑わしい顔をされるので笑、 こう説明します。

「みんな、楽器ってどうやってできてるか知ってる?」

機械で単純に作れないから、ものすごく人の手がかかってる。

最後は大体、職人さんが吹いてみて、 良いなり心地と音程が得られたら、検品終了。 ビニールに包まれ、ケースに包まれて出荷される。

そういったものが、みんなの手に届いてるんですよね?

であれば、しっかり響かせることが出来ていなければ、 音程云々を確かめようがないですよね? (古い楽器は以前の人の手入れ次第というところもあるけれど。)

Youtubeで「How made 楽器名」などと入れれば、  制作過程のビデオが見れます。  こちらでは、コロナの暇つぶしネタとして子供たちにも勧めています笑

というわけで。

音程を合わせるためには、

真っ先にチューナーを見るのではなく

1:まずはしっかり鳴らして響かせる。 2:そのあと音程を確認する。これで結構合ってくる。 3:どうしても合わなければ、口先などでなくなるべく管の伸長で合わせる。 そうしないと音色が変わるので。

音程は、合わせるものじゃなく・・・? 合うものなんです。

ご参考になれば幸いです^^