年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

志村けんさんと8時だョ!全員集合から学ぶ、吹奏楽部に役立つ事

自分が大好きだった、志村けんさんの 大変残念なご報告がありました。

この件がなくても、 いずれ書きたかった内容でした。

彼を一躍有名にした番組 「8時だョ!全員集合」を ご存知ですか?

と言われて知っている中高生は まずいませんかね笑

親御さんの世代なら わかると思います。 是非聞いてみてください。

で。

吹奏楽部の皆さんにおすすめしたい 観点があります。

まず、おそらく検索したら出てくる 動画の一つでも見てみてください。 BGM、タレントのアクションと、客の反応。 このあたりを。

特に女子にはネタの濃さなどで引いてしまう かもしれませんが笑

まず、テロップに会場名が出てきます。

おそらく皆さんも知っているような、 地方の文化会館やホール名を見かけると思います。いわゆる、そこら辺にあるホールです。

高らかなファンファーレとともに ドリフターズ入場

いかりやさんの掛け声とともに メインテーマがスタート。

演奏はナマ。

コーナー開始とともに舞台が スライドして登場。 一瞬で場面が変わる。

車でもバイクも 爆薬も登場し、 吊るしもあり。

凄い仕掛けと演出とともに コントは進む。

時折、目の前の音響席の人も巻き込んで みたり笑

とにかく、止まらない。 ミスの一つも起こりそうだが、 どれがミスだかわからない。

すべてアナログ。 CGとかデジタル概念(CDとか)もない時代。 ピンマイクほど小型なのもなく、 細いマイクを胸にガムテープでつけたり 後半から無線化するが基本有線だったり。

そして毎週、会場が違う。

地方巡業。

そうです。

すべて手作り。 そして毎週。 違う場所で、 生放送。 一気通貫。 止まったら大変。

前置き長くてすみません。 興奮しちゃった笑

皆が楽しみに頑張っている 演奏会のステージ。

やっていることは、 ほぼ一緒だと思いませんか?

もちろん彼らはプロです。 技術もこだわりも人数も違う。

でも、 演奏者に見習うべき 理想のプロ奏者がいるように、

ステージづくりにも 同様に参考になる物や人、 それだけじゃない。 その人たちの想いや執念すら感じられるものが きっと、見えると思います。

演奏だけ取ってみても。

タイミングに合わせて短い曲、 しかもいきなり入トーンだらけみたいなのを スパっと発音する。 その場その場で求められる音楽。

どうやったら、こんなことできるんでしょうね。

さて、今の世の中。 残念ながら大っぴらに楽器を演奏したり合奏 したりすることは出来ません。

演奏ができない中で、 見たり聞いたりすることだけを学ぶのは メンタル的にも厳しくなってくるかもしれません。

そんな中、 緻密なステージ構成に注目してみてはいかがでしょうか。

志村けんさんは とにかく人を楽しませたかったそうです。

彼は多くのネタを生み出しました。

いまは、その気になれば 事前にステージに仕掛けを作り、 一人でパフォーマンスができる(かもしれない)

でも当時は、 ネタを生かすための見せ方や、 それに必要な道具、演出、人。 場所の特徴

すべてを把握しながら、 一番良い状態で見せられるように 一緒に頑張る。

ステージという箱があって、 練習してきたバンドがそこにいて 音を鳴らせば形になる

そんなもんじゃないはずですよね。 演奏会って。

人を楽しませたい その為にできることをする その為に必要な人と詰める 最後はみんなで実現する

この達成感は、当時の人も 物凄く感じていたんじゃないでしょうか。

吹奏楽部はコメディアンではないので笑、 完全に同じことをするわけではないですが、

ステージを生かすことが出来ているか!

ここにこだわってみてはいかがでしょう。

ご参考になれば幸いです^^