年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

高い音が出ないー!、色々調べたけど上手くいかないー!、となった時は、いっそ開き直る!【金管向け】

高い音が出ないー!

調べてみよう! お、これはやったことがない! チャレンジ!

うーん、うまくいかない。 聞いてみたけれどぴんと来ない。

困りましたね。。。

色々試しているのにね。

こういう時におすすめ(と、言っていいのか)。 というか、新たな視点、みたい捉え方で 読んでいただけたら嬉しいです。

いちど、正しい方法探しをやめて、 開き直って自分の感覚に頼ってみませんか?

例えば 低いドより高いドの方が 息の速さが必要で唇もギュっとしている気がする。

じゃあもういっそそれを突き詰めてみる(笑)

唇をぎゅっとして、圧力をかけて 息が速く細く鋭く出るようにだけ、 ひたすら練習。

で、一瞬でも、ちょろっとでも、 その音が出たらチャンス!

それ以上は、力まない。

その加減で、何回でも出るように今度は 感覚を身に着けていく。

この時、音色とか音程とかは後回しでよいので。

慣れてきて、比較的高い音が出るようになったら、 まずいったんのゴール。

次に、もっと楽にならせないか、力みすぎていないか 確認するために、少しずつ力を抜いていってみる。

力が抜けても希望の音が出る状態に近づくと、 たいてい音程が下がっていくが、 これも今は気にしない。

それよりも、脱力していくと 響きが得られていることに 注目する。

ここまで来たら、もう鳴らし方は 身についていると思うので、 あとは音程を管の長さで調整するか、 響きが死なない程度に 唇を安定させる。

こんな感じです。

まとめると (今まで) 1:高い音が出ない 2:方法を調べる 3:やってみる 4:うまくいかない 5:2に戻る 繰り返し

(開き直りパターン) 1:高い音が出ない 2:とにかく今より速く鋭く出せるようにする 3:ほんの一瞬でも音が出た瞬間をとらえる (音程気にしない) 4:その加減で繰り返して出る確率を上げる (音程気にしない) 5:余分と思われる力を抜いていく (音程下がっても気にせず、響きが増えるのを意識) 6:音程を調整 (管の長さか、音色に影響が出ない程度に唇を安定) 7:安定してきてから、アドバイスをみて 他にできることがないかを見てみる。

実はこの方が繰り返しになりにくかったりします。

理由は、積み上げ型だからです。

まず調べに行くと、今までのやり方をどうするか あまり気にしなくなるか、 守ろうとしてアドバイスを吸収しにくいか 全く忘れるかになってしまう。

開き直りパターンの場合は、 まず今の自分ができることをして、 そこから手を広げていく感じになるので。

改めてですが、 もちろん一番いいのは、先生に診てもらうことです。 先生というのは、 このどちらかの方法とまでは限定しませんが、 今の状態から次に何をすればよいか アドバイスをくれる方のことです。 その方が次の方法に迷わなくて済みますから。 当然ですよね笑

ご参考になれば幸いです。