年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

某リフォーム番組の匠(たくみ)から学ぶ音楽活動

なーんということでしょう!!♪

割りと有名ですが、 テレビでご覧になったことありますか?

絶望的環境が 匠の手でリフォームされることによって 快適な空間に。

まるで魔法みたい。

リフォーム中に 匠とのやりとりで 「今は何を作っているんですか?」 「◯◯を、こんな感じに仕上げようかと・・」

こんな会話の後、 着々と進む工程で、技がキラリと光る。 信じられないようなプロセスの中で、 形が変わっていったり、 あるものが創り上げられていったり。。。

すごい! あんな技が使えるようになりたい!

皆思いますよね?私だって笑

でもね。 そこじゃないんです。

大切なのは。

なぜ、そんなことが出来るのか。

そこには、 完成したイメージが先にある んですよ。

作りながら考えるという方もいますが、 少しずつ先の過程にイメージがあるから 手を動かせるんです。

適当に切ったり貼ったりして 偶然できてしまうなんてのはまれ。

皆も学校で 家庭科でカレーや裁縫物を作ったり 技術で小道具や菊の栽培などしたり したことがあるでしょう。

やっていることは同じなのに何が違うかというと 学校で習うことは、手順があり、 その通り進んだかどうかの確認をしながら すすめるんですね。 集団で行っているからある程度仕方ないんですが。

完成のイメージを出来るだけ クリアに持つこと。

とても大切です。

それがあるから、 イメージを形にするために、 習った方法を活かしたり、 そのために必要な手段を行うんです。

イメージに個人差があるから、 手段や手順、方法に個人差が出るんです。

素晴らしいものを生み出す方に倣うのは 王道ですが、本質的に このような形で自らの型ができてゆかないと いつまでも自分のものになりません。

自分のものになった時点で、 あなたはもう何かしらの巧みかもしれません。

守・破・離(しゅはり)という言葉があります。

まずは先人の方を守る。受け継ぐ。 自分なりの方法を考え、破っていく。 自分なりの型ができ、離れていく。

理想的な学び方。

これを体現している方が、 匠なのでしょうね。

某県の教育委員会の建物には デカデカとこの言葉が飾られているほどです。

で。 前置きが長くなりましたが。

合奏での響き アンサンブルの響き パートの響き 個人の響き

いずれにも当てはまると思いませんか?

自分の意志で、 良いと感じたものを見聴きし、 守破離。(←端折りすぎ?笑)

出来ていますか?

先輩の言うがまま、先生の言うがまま、 なんの疑問も持たずに進めていませんか? せっかく身につけても 何のためにそれを身に着けたのか、理解していますか?

今後の練習の参考になりましたら 幸いです^^