年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

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最高学年になって役職がついて関係がギクシャク・・どうする?

最高学年になって 役職がついて 関係がギクシャク… どうする?

なに、簡単です。

役職がつく前までを思い出してください。 おそらく先輩について行ったり、 皆で協力したり、 ときには愚痴を言い合ったり笑

じつは、 チームワークが一番醸成されるのは この時なんです。

そうやってまとまりが出来るようになるから 先輩は次を託せるんです。

初心にかえる、ですね。

組織として役割が出来る一番の理由は、 限られた時間、 皆で同じ方向を向き 皆で同じことだけを考えていると なかなかまとまらず 進みが悪くなるところを、 役割ごとに誰よりも深く考え、 まとまらないときには役職者の意思に寄せる。 こうやって進めていくためです。

役職者と、そうでない人たちが、 いかに一緒に進めていくかが大切。 もし、 役職者が あいつは言っても無駄、と考えたままにしたり、 役職のない子が、 あいつに任せておけばいいやとおもったり

お互いが無関心になったら危険の合図。

それに気づいたら、 話し合いをしたほうが良いです。

難しければ、 週に1回、10分とか集まる時間を作って、 ・今どう? というのを聞くように習慣化すると 良いかも。

あまりキチンとした話し合いにしてしまうと 部長が喋って、周りが聞いて終わり。 となって、これじゃ意味ないですからね。

ぜひご検討ください!

そして。。。

こういうことを極力スムーズに進めるためにも、 先輩方。 (役職が決まっていたら今の最高学年が 読み替えてください)

役職を決める際、 単に後輩のこれまでの頑張りへのご褒美に ならないようにしてあげてください。

そんなつもりはなかったとしても、 ・なぜあなたにそれを任せるのか だけではなく、 ・なぜその役職が必要なのか ・それで皆にどう動いて欲しいのか そこまで丁寧に説明してあげてください。

ましてや、 役職だけ与えられて、 あとはお前たちに任せる! なんて言って離れるのはいかがかと思います。 ご自身も経験があるかもしれませんが、 これ、 一見、格好よいですが、 任せられる代がいなくなる後輩の気持ちって 正直複雑ですよ?

現実問題として、 与えられなかった子との間に 温度差ができます。 後輩の見る目も変わるのでなおさらです。

それこそが最高学年の試練、 という考え方もありますね。

否定はしません。 組織をすすめるために役職が必要と思いますし、 役職という肩書が出来ることでの温度差は 多少なりとも発生します。

ただ、その部分を放置するのと 目的や、自分たちの経験を伝えておくのでは 雲泥の差です。

組織が同じ失敗を繰り返すか、 昨年の経験を活かすか、の差が出来るので、 後者のほうが、歳を重ねるごとに、 良い組織になっていきます。

皆の今と、これからの ご参考になれば幸いです^^