年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

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部内のコミュニケーションを回復するために出来ること

練習、頑張っていますか? 自分は、頑張っていますか? 自分たちは、頑張っていますか?

自分は頑張っているけれど、みんなはどうなんだろ? と、いう状態だったら、ちょっと心配ですね?

部内のコミュニケーション。

「学年間の意思疎通が弱いこと」 もう少し言えば、 「お互いに無関心であること」

誰だって、考え方や価値観は違うものです。 考え方が同じ人とそうでない人で仲間ウチが異なるようにもなる。

でも、部活です。 一つのことに向かって挑んでいます。

その中で、いつも話が通る仲間内だけで会話をしていて 問題が解決するでしょうか。困難を乗り越えられるでしょうか。

「あの人たちには言ってもわからないから」って、 放っておいて良くなるでしょうか。

・羽目を外している少数派 ・真面目に取り組んでいる多数派

一見、後者が正しいように見えますが、 お互いに無関心であれば少し話が違ってきます。

「後輩が見たらどう思いますか?」 「後輩に同じようになってほしいと思いますか?」

どちらも、 「お互いに無関心」 と言うことが、重要な問題です。

部内のコミュニケーションを回復するために出来ること。 こんな方法をお試しください。

(1)なるべく全員集まる。

(2)記入用の紙を配る。

(3)今の部活で、問題と感じていることを書き出す。    この時、名前は書かない。

(4)誰か代表の人に全て読み上げてもらう。    別の人が黒板に書き出す。

(5)そこに書かれた物事が、普段みんなが思っているもの、    そして普段気にしていなかった周りの人から見えるもの、    場合によっては、自分とは違った見え方をしているもの    全てです。

つまり、「総意」です。 解決した方が良いと思う問題が現れている。

(6)どれからでも良いので、代表の人が一つ選んで、    なぜそう思うのかをみんなで話しあってみる。    (代表が選ぶ理由は、その他の方法で発言者が    特定されるのを防ぐため)    これで、相手の気持ちに寄り添うことができる。    もし、私はそう思わない、と言う意見が出れば、    なぜ思わないのかを聞けば話し合いが発展する。

(7)その問題をどうやったら解決できるかを続けて    話しあう。この時、一定の約束事をする。    例えば、    ・同じ人ばかりが話をしない    ・無反応=賛成とみなす    など。    他人に無関心であることが問題なので。

(8)そのために自分が何をするのか    問題と、すること    を一人一人が自分用のメモを取る。

(9)時間があれば、(6)から繰り返す。    一つでも多く対応する。(別の日に話を続けても良い)    定期的に話し合いの時間を設けるのが良いかと。

いかがでしょうか。 正直、慣れないうちは大変です。笑 無関心であれば尚更。

でも、習慣づいてくればコミュニケーションは自然と回復 してくるはずです。 うまくいかなければまた(1)からやってみれば 良いんです。

ご参考になれば幸いです!