年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

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ふたつ目の音を意思を持って鳴らす

本当はこれ、コンクール後に出そうかなと思ったネタでしたが・・・笑 自分の中で、「秘伝のタレ」的な技だと思っているものです。(自分だけかもしれませんが)

ふたつ目の音とは?

例えば ・メロディー最初の音から2つ目の音 ・よく出てくるリズム(例八分音符+十六分音符二つの組み合わせ) ・伴奏の区切りから2つ目の音

まあ、たいていの場面の、2番目の音です。

なぜ、ふたつ目?

「点と点を結ぶと線になる」なんて表現もできるかもしれませんが。

ふたつ目の音が鳴った瞬間に、 ・その曲の調が決まる→雰囲気が決まる 例えばC→Fと動いた時にかなり限定される。 ・その曲のリズムが決まる 1つ目の音との間隔でテンポが見えてくる。 ・その曲の歌い方が決まる ふたつの音がレガートで繋がるのか、アクセントなのか、など。 ということが見えてきます。

つまり、その曲、その場面、そのフレーズの形を決めかねない大切な音だと思うのです。

弱奏、強奏とは違うの?

含まれます。意思を持って鳴らす、ということです。 弱音、、、と一言に言っても。 弱さにもいろいろあります。鋭いかもしれない、儚いかもしれない。 タイミングも重要。リズムが見える。 レガートでつながっているなら、メロディの感じが見えてきます。

少なくとも、なんとなく鳴らしていい音ではないですよね。

ふたつ目の音を意思を持って鳴らす

いかがでしょうか。 別に、ふたつ目の音を強く鳴らしましょうというのではないです。 意思を持って鳴らす。 合奏だったら、合わせた方がより一体感のある分厚い演奏になりますし、 ソロだったら、より明確な表現ができるようになるかと思います。

割といつでもどこで意識していて問題ないものです。 皆様も秘伝のタレをお一つ、いかがでしょうか。。