年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

脳内補完ミュージックの楽しさ

ゲーム音楽の話、ですが、 あくまで音楽の話なので、 普段ゲームに触れない子たちも、是非どうぞ!

初めのころ、ゲームって、BGMがなかったんです。

ファミコンでBGMがついたときは3つの音しか出せませんでした。 それも似たようなPCっぽい音しか出せませんでした。 容量の制約もありました。

そんな中で少しでも表現したくて 一パートで和音に聞かせるため超速いアルペジオだったり、 演奏不可能なオクターヴァ越えの跳躍が隙間なくあったり、 メロディとトリルが混在したり、 256分音符とかあるんですよ?笑。

ある意味、凄かったです。

なので、 ドラクエのオケの演奏会など聴いて当時感動したものです。

ただ、 それは、このコンピュータ音楽とは別物でありつつも、 共通点が見いだせたからこそだと思います。 それは脳内補完しているから。

脳内補完するには、 ここに出てこないことを知っていないと難しい。 色んな楽器の音だったり、 ハーモニーのイメージだったり メロディは弦楽器なのかな?ラッパなのかな? と想像してみたり。

その後、FM音源が登場し、 シンセサイザーと同レベルの音が出せるようになり、 和音数も増えます。

さらにその後、PCM音源が登場し 実際にサンプリングした音を使うことができるようになり、 リアルとイコールに大きく近づきます。

最終的にCDROMになってから、 容量制限がある場合は上記と混在、ない場合は生演奏の録音が 使われるようになります。

技術の進歩とともに 脳内補完の必要性がなくなってきます。

小説と漫画の差に似ているかも、 自分でイメージするより、限定的になってきました。

確かに、凄い世の中にはなったとは思うのです。

なぜなら、作者の伝えたい事をダイレクトに受け取れるように なってきたわけなので。

一方、受け取る側のイメージ力はどうでしょうか。

最近、イメージして吹いてといってもうまく伝わらないことがあります。

小説を読んで想像の世界を広げるようなことが、 こういった世界でも失われなければいいなと思う今日この頃。

とりとめもない文章になりすみません。

ご参考になれば幸いです^^