年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

【オレ流】長期間、練習を”しないで”良かったこと。

いまだ続く、緊急事態宣言による公休。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

初めのころは、 「出来ることを、やろう」 ということで、色々自分の可能性を 探し回っている子も多かったと思います。

そして、色々始めているみたいで、 女子力アップ!とばかりに、 インスタに料理やスイーツを作ってあげてみたり、 課題に悶えてみたり笑

いつまで続くんでしょうね。。

いつまでも、やりたいことの代替手段として、 出来ることを続けるだけの生活は 難しいですよね。精神的にも。

先が見えない。 楽器も使えない。

こんなこと・・・いままで・・・。

ありました!

大人の方で、楽器を再開された方は 共感頂けるかもしれませんが。。

自分は お仕事の関係で、10年ほど楽器に触れることが 出来ませんでした。

この時は、お仕事がどうなっていくか わからないという事情で、先の見えない状態でした。

ある時、業務が変わり、土日に練習できるようになり、 舞台に乗るチャンスが訪れました。

この時、楽器に触れることが 妙に新鮮だったことを覚えています。

必要な力のかけ具合を忘れていたり、 イメージ通りに発音したつもりでも 体がついてこず、ヘロヘロの音になったり、 などなど。

でも、ここでがっかりしなかったんですよね。

色々思い出したんです。

続けていた時に、 もっとこうしたいと思ったこと、 なかなか出来るようにならなかったこと。

自分はバストロ吹きですが、 ・高音域をもっと広げたい ・低音域の響きを増やしたい ・リップスラーができるようになりたい笑

こんなことです。

そうしたら、逆に怖くなったことがありました。

それは、

ただ、いつもの自分に戻ってしまう。

ということでした。

だって、そのままでは出来ないことが 変わらないかもしれないから。

そこで、練習再開してからは極力、 いつもの自分に戻っていないか? を意識しながら練習をすることになりました。

結果、 上記のすべての課題が、ずっと吹いていたころよりも 明らかに改善しました笑

特にリップスラーが出来るようになったことは 大変うれしかったです。

お気づきでしょうか。

こういう、仕切り直しができること。

これが、練習をしないことのメリットです。

意識の問題も大きいと思います。

再開したいことが、

・音楽なのか

・部活なのか

・コンクール練習なのか

長期的な目標であるほど、効果は感じやすいと思います。

昨今のツイートで、 夏が終わった 最後のステージが終わった という言葉を目にするようになりました。

でも、 音楽をすることが終わったわけではありません。 社会人でも続ける場はあるし、 なければ作ればよいです。

なので、 今の状況がいつまで続くかの不安を感じるのは仕方ないです。 ですが、べき論だけで人は動きませんので、 練習ができない自分を責めないでください。 目先の機会の消失に落ち込まないでください。

一生に一回の思い出を大切にするなら、 それが出来るか出来ないか、ということよりも、 未来の自分がその結果をどう乗り越えたかの方を 大切にしてください。 その方が、強くなれます。

まずは、未来を迎えること。 そのためにできることをすること。 これが最優先。

ご参考になれば、幸いです。