年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

ソロコン出演者のお手伝いをして分かって来たこと

ソロコンシーズンになりました。 みんな、頑張っていますね^^

今年は、13人のプレーヤーのお手伝いを させていただく機会を頂きました。 とてもありがたいことです。

年数だけは立派なもので、 昨年は8人、一昨年は。。。以下略。 と、お手伝いさせていただく中で ある傾向が見えて来たので 書き留めておきたいと思います。 ※あくまで主観です

上手だなあと思う人は質問の内容が違う

まず、上手の定義について触れておきます。 コンクールの結果の賞の色のことではありません笑 そもそも、今回のお題の想定場面は、練習中の話なので。

どんな人かと言うと、 「何かを伝えようとする動きが感じられる人」 のことです。 音が綺麗だったり大きかったりしても、 そう受け取れない方もいます。 逆に、出てくる音が拙くても、 ブレスや体の動きから、「こう発音したいんだな」 と感じられる方もいるわけです。

言い換えると、「意志がありそうな人」かな。

質問が違う、と言うのは、

・自分どんな曲が吹けますか? ・上手に吹くにはどうしたら良いですか?

・この曲をこう表現したくてビブラートが使えるようになりたい ・自分はこう表現したいが録音を聞いてみるとちょっと違う

このような感じです。

前者2つと後者2つの違いは、

自分がその曲に対して思い入れができている。 自分なりに何かをやってみてから聞いている。

です。

前者がダメというわけではありませんし、そもそも・・

別に前者がダメというわけではないんです。 前者については後者に導けば良いので。 本番までの完成度だってその後の練習次第。

そもそも、ソロコンに立候補するだけで 大したものだし、いろいろ得るものも多いと思います。

例えば、 チャレンジ精神 自分が真剣に向き合える曲を持つ 本番への経験値やメンタル強化 などなど。

魅力的ですね笑

こういう質問が来た時が一番悩みます

私、ソロコンで勝てますかね?

そもそも勝ちとはなんなのか。 そのために今自分はどの地点までできているのか。 その後どうすれば良いのか。

先述の前者、後者の話に照らせば、 これはそれ以前の、 スタートラインにすら立っていない と、思います。

ある程度自分に自信がありそうな方が、 他の方の共感を得たくて使う場合もありますね。

ですが私の目からすれば、同じです。

勝ち負けという同じ視点で見れば良いのでしょうが、 勝つための音楽というものを私が知りませんし、 学ぼうとも思わないからです。

何かしらご参考になれば幸いです。