年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

中高3年生の皆さんへ、あなた方の責任感はどこにありますか?

6月くらいから変わってきたこと、 学校の再開、部活の再開。 良かったですね。 また、部活ができる。

少しづつだけれど。

コンクールが、なくなってしまった。

1年生も、これから勧誘。

勉強だって、受験だって 忙しくなる。

そもそもまだワクチンもなく、 全力で再開もできない。

1年生が入部してくれても、 何を、どうすれば。

楽器を教えたくたって、 自分も鈍ってしまった。

2年生だって、困ってる。 ただ、役職を引き継ぐだけ。

あとはよろしくね。なんて 素直な気持ちで言えるのか。。

楽器は、楽しい。 少しでも吹けるようになって、嬉しい。

でも、 色々、忙しい。 心も、忙しい。

このまま引退かあ。

何もできなかったのは、自分たちのせいじゃないよ。 コロナがあったから。 そういってくれる人もたくさんいる。

このまま引退しても、せめて 悔しがらないようにしよう。

みんな、頑張ってね。

・・・・・・。

こら。

しっかりしなさい。 3年生 笑

あなた方の 責任感はどこにありますか?

あなた方が1年生に伝えなければ いけないことは、何ですか?

それは、

正解が存在しない状況下で、 皆が一つの方向に向かって、 全体が、そのために一人一人が 切磋琢磨し、 限られた学生時代をいかに充実 させていくか。

そういったことを 考え、 相談し、 発信し、 時にはぶつかり、 仲間の想いを知る。

それが信頼関係を養い、 1人だけでは絶対に得ることが出来ない 糧を増やしていく。

そういう、「場」、を 養っていくこと。

ではないですか?

先輩が、 何も逆らえない後輩に 色々とべき論を唱えても、 ただうなずくだけ。

そうではなく、 こういった、「場」を 見せ続けることで初めて、 心から先輩の方に 向いてくれるのではないですか?

そして、念押し。笑

これ、 コンクールとか、 コロナとか 関係なく、大切なことでは ありませんか?

1年生に会えるのが、

普段なら後1か月(30日)あるのに、 今年は2日しかない?

なら、特に伝えたいことを 15分の1に吟味するか、 15倍濃くしましょう。

会えるのは、明日だけ?

なら、今晩徹夜してでも、 明日に伝えたいことを 徹底的に吟味しましょう。

無茶?

いいえ。

限られた時間を充実させるって そういうことです。

コンクールがあれば、 その為の練習で、 似たようなことをしたことが あるかもしれませんね。

それと一緒です。

大切なことが、コンクールではなく あなた方が存在する 「場」 に、意識を振り向けるだけです。

もし、それができないのなら、 ちょっともったいないですね。 コンクール以外にも大切なこと いっぱいありますからね。

とはいえ、 皆さんに誇りを持ってほしい部分もあります。

部活を辞めていないことです。

そのおかげで、「場」が 残り続けています。 だからこそ、これからもっと良くできる。

これは、素晴らしいことです。 無意識だったかもしれませんが、 後輩にとって、「場」は不可欠な財産ですから。

閑話休題。 こういったことを考えると、

なぜ、部活動というものが、 長いこと、学校に存在するのかが 先人たちが何を大切にしたかったのか なんとなく思い浮かんできます。

授業で学ぶことで、大切なこと 人とのかかわりあいで、大切なこと

どちらも学ぶ場が、学校にはある。

そういうことなんだと思います。

ちょっと雑談で、昨今、 部活動も応援してくれる個人塾が 増えてきたように思います。

それは、部活動が、 学びのモチベーションにつながると 考えている方々が 少なからずいるからかもしれません。

この「場」を大切にする。

その為に、できることを、 限られた時間を存分に使って 努力して その背中を 1年生に見せてあげる。

そこに、3年生の責任感が あることを願ってやみません。

ご参考になれば、幸いです^^