年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

中学生デビュー、高校生デビュー

入学式を迎えている頃ですね。関係者の皆様、おめでとう御座います!

いよいよ部活動への勧誘が始まります。

良いメンバーが集まることを陰ながら(指導先の子にとっては表ながらw) 応援しています。

さて、小学校の部活にはなくて、中学高校ではよくあること。 そうです。いわゆる遅れてデビューの子の存在です。

おそらく本人たちは想像以上に悩むと思います。

うわあ、隣の子、上手・・・。 私今から追いつけるかな。・・・。

先輩方、どの様に迎え入れますか? 同級生、どの様に接しますか?

うざいですか? 足ひっぱるなと思いますか?

否定はしません。素直な気持ちして そんなふうに思ってしまうこともあるでしょう。 少しでも、良い音楽に近づきたいから。

そんな気持ちのまま、表向きだけ 優しく接しても、なかなかしんどいですよね笑

どうしたらいいでしょうか。

これ、実は、そんなに難しくも複雑でもないことなんです。

ズバリ、立場より目的を大切にするだけです。

目的、たとえば賞目的でもアンサンブルをするでもいいんですが、 目的さえ明確なら、その場にいる人たちが、その場にいる人たちの力を合わせて どの様に解決していくかを考えていけば、具体的にもなるし、 そのために仲間とどうしていこうかもクリアになっていきます。

もちろん、そんな人を排除してしまうという選択肢もあるでしょうが、 私は断言して、それはお勧めしません。

理由は、排除した瞬間、問題が解決してしまうと、 その人はそれで考えることをやめてしまうからです。 つまり、自分の成長もそこまでで止めてしまうことになります。 現実から目を背けることになります。

方法はあります。

それは、「私だったらこうする」をデビュー者に伝えてあげれば良いのです。 あなたの方が確実に、僅かでも経験があるので、

一言添えるだけ。

もちろん、その中身を常に考えないといけません。 それ自体が、先輩としての成長の糧になっていきます。

ご参考になれば幸いです。