年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

前任者の想い

顧問の先生が変わったことがきっかけで、4月から新しく訪れた学校。

やはり、バンドが違うと、音が、練習の文化が、雰囲気が まるで違います。

一人一人がとても明るく、返事もよく、とにかく 元気な音を出す。自主練も率先して行う子もいる。 あとは。。。

そんな中、すでに決まっていた、あるコンクール曲。 長いこと勤められた前任の方が3年生と選んだ曲とのこと。

特徴的なわかりやすい和音で進行するファンファーレで終始し、 中間部はいくつかの雰囲気が異なるメロディが進行する。

ははあ、なるほど。

この曲を通じてどんなことをやりたかったか、 バンドを成長させたかったか、なんとなく わかってきた気がしました。 (後日前任の先生とお会いすることができ、ほぼほぼ正解でした^^)

一人一人から、合わせることへ。 このバンドがこれから補うともっとよくなると思われるところ。

前任者の想いを受け入れながら、自分の経験を生かす。

こうすると、バンドのカラーが活かせます。 教える側の経験も豊かになります。

部活がほぼ成り立っておらず、一から立て直す必要がある場合、 自分流に当てはめるタイプの強烈な指導が効果的かもしれません。

ですが、そのバンドを活そうとした場合、 きちんとそのバンドを受け入れつつ伸ばしてゆく。 そのやり方が結果として新しいやり方、新しい体制へと変わっていき、 新しい音楽が生まれてくるのではないかなと思います。

自分の活かし方を考える良いきっかけになりました。