年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

振り返りのキモ

地元の吹奏楽祭がありました。 貴重なステージ経験です。

こういう節目の後は、録音などを聴き、きちんと振り返り、 次回に生かす、ということをやっていますが、この時に とても気をつけたいことがあると思っています。

それは、出来た、出来なかった、という視点ではなく、 その理由。 「その演奏の時に、何をしたか、何があったか」

なぜ、上手くいったのか。 なぜ、上手くいかなかったのか。

です。

あの部分、うまくできたね! またあの部分うまくいかなかったね。 あそこラッパ決まったじゃん! ホルン、またあそこ失敗したね。

よし、また今度頑張ろう よし、今度は気をつけよう

これだとちょっと、浅いんです。

普段の環境(教室、音楽室、体育館)とは 違うところで演奏しています。 ですが本番は、こういうところで演奏するわけですから、 ここをもう一段深く、振り返っておきます。

1:環境が変わった結果なのか 2:チャレンジして見た結果なのか 3:何も意識していなかった結果なのか

1:環境が変わった結果なのか

良くなった場合:普段の練習の仕方で良いってことです。次も大切にする。 悪くなった場合:今回の経験で、何がいつもと違ったのかを振り返り、次回に生かす。(ここがキモ)

2:チャレンジして見た結果なのか

良くなった場合:それで良いってことです。次回からはその方法に変えます。(ここがキモ) 悪くなった場合:別の方法をやって見ましょう。元に戻す、という手段もあることを忘れずに。(ここがキモ)

3:何も意識していなかった結果なのか

良くなった場合:普段の練習の仕方で良いってことです。次も大切にする。 悪くなった場合:録音を聴いて発見できて良かったですね。次はどうするか考える。(ここがキモ)

このような感じです。

振り返りのキモ

良いところを伸ばす、という言葉を良く聞きます。 好きな言葉です。 でも、 より良くしたければ、良いところは維持し、良くなるところに手をつける これが本音じゃないでしょうか。

しんどいですが、磨けば磨くほど良くなる。 これも、年数だけは立派なお手伝いで毎年感じています。