ソロコンクールでした 2017/01/28
ソロコンでした。 今年も色々とドラマがありましたのでそれを書き残したいと思います。
6名の挑戦者
・フルート ・クラリネット ・バリトンサックス ・トランペット ・ユーフォニアム ・バストロンボーン
6名のエントリーがありました。
選曲の相談を受けることもあるのですが、その場合はこのように接しています。 「ソロコン出ようと思うんですけど。。」 「いいね!ぜひやってみようよ!」 「私だったらどんな曲ができますか?」
ここで
「できる曲ではなくてやりたい曲をやろう!」
と答えています。 いろいろな考え方があるとは思います。ぶっちゃけ、目的次第。 自分が大切にしているのは、
・やりたい曲をどこまでイメージに近づけられるか
です。 賞を取るためではなく。自分の理想に近づけて欲しいから。
それにしてもみんな。。。どこから見つけてくるのそんな曲?笑
4名の選出
学校ごとの出場枠が決まっているので、オーディションによって絞られます。 なお、オーディションまではほとんど口出しません。公平に。 選曲だって上記のような感じですから、選んだ曲を反対することもないです。
どうしたって、2名がこの段階で外れてしまうのが何とも心苦しい。
これは出場者にも言っていることですが、ソロコンが終わったらその曲への チャレンジは終わりじゃないんですよね。
もっとこうしたかった。あーしたかった。が、必ずあるはず。 それが自分を成長させると思っています。もっと上手になりたいと。 自分で選んだ曲なのだし。
ドラマ
1:バリサク吹きAさんの場合 。。。まず楽器が古くて楽譜に書いてある音が出ないところから始まり笑、 演奏の強弱をつけるためにメリハリをつけてと何回か言われ。。。 たった1ヶ月でとても良くなりました。楽器だけのせいじゃなかった。 特に低音が化けた。自分もそれを伝えたが審査員の講評にも書かれていた。 ピアニストとも仲良しで、思い出を共有出来たことも良かった。
2:クラ吹きTさんの場合 もともとスタートが良く、難しそうな曲を早いうちに自分のものにしている 感じがあった。だがどうも晴れやかでない。もっと違う表現をしたいのだが うまく言えないんだとか。本番1週間前の話笑。殻を破れるチャンスと思い キッチリ話を聞く。やっと分かった。ぜひできるところまでやりなさいと進めた。 厳しそうなら戻せばいいだけの話だし。本番は見事に破りましたよ?殻をw
3:ユーフォ吹きTさんの場合 何と2年越しのチャレンジ。去年は先輩の伴奏として、今年はソリストとして。 ほんといい曲。ただキツイw。音程高い。でも余裕持って吹けるほどまた良く なりそうな。金管楽器奏者にたまに見られるのが、無自覚なスタミナ切れ。 これほんと怖い。で、何とか休息を取るように仕向けたかったのだけれど性格的に 頑張り屋さんで止められない。そこにインフルエンザ発症。本人→悔しがる 私→喜ぶ。この温度差笑 回復後はよりハイトーンが当たるようになりました笑
4:バストロ吹きOさんの場合 こちらも2年越しと言えるかも。昨年先輩がこの曲で頑張り、その後オケにまで 活躍の幅を広げた先輩を追いチャレンジ。結果として先輩に肉薄する講評を 頂けたかと。ただ面白いことに、仕上がりが違うんですよね。鳴らすことを 優先するタイプと曲を仕上げることを優先するタイプの違いという感じで。 足して2で割れればいいのに笑
今年のチャレンジはこれでおしまい。
ソリストにしか出来ない楽しみ方、 曲へのこだわり方が出来たんじゃないかと。 あと、自分のためになる曲も出来たのかと。 思い出とセットで大事にして欲しい。
そう思ったソロコン活動でした。