年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

伝えるための練習

良く、言われません?

楽譜通り演奏してたって全然伝わらないぞー!

って。

一生懸命気持ちを込めてるのに。

込めるんじゃ、ないんですよね。

込めたものを、放つんです。

こんなことを、ちょっとやってみてください。

たとえばパートの話し合い。 色々言いたいこともあるでしょう。

さあ始めましょう! あ、ただし、 口は真一文字に閉じて、上半身のみで笑

こんなこと言われたらどうします?

上半身のみを使って 話すこともできず そこにいるメンバー全員が同じことを理解する。

例えば、パートリーダーが何かに書く。 それをみんなに配る。 読んでね!と、ジェスチャー! 読んだ後どうするのかをジェスチャー! 今度はみんながはい!という返事を、ジェスチャー

とっても面倒くさい。

きっと、かなり大げさにブンブン動くことでしょう笑

で、ここをもう少し注目してみて、

大げさに動くのは、大きな表現をするときだけ?

とっても細かいことを伝えるときも、する必要がありますよね?

例えば、 「ここ!」という場所を伝えるとか 指の動きを伝えるとか

半径5メートルの10人につたえようとしたらそうなりますよね?

さ、ここで楽器の演奏に話を戻します。

これくらい、大げさに、それも、細かいことも大きな動きで示さないと 相手には伝わらないのではないでしょうか。

ましてや楽器を鳴らすときには、楽器の反動や抵抗を受けて、 その分をロスしますから、普通にしゃべるよりなおさら難しいですよね。

こういった感覚を身に着けたり、取り戻したりするのに 割と有効な練習だと思っています。

何かしらの参考になれば、幸いです。