年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

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問題発生!でも保護者が顧問に勝てぬワケ

えー。。。 今回も、少々尖った内容を書きたいと思います。

保護者が顧問に勝てぬワケ これの、自分なりの考察。

前提ですが

あくまで自身から見えているものがベースになります。 当然、完全一致の状況などはないと思います。

具体的には、公立学校が主な場面であり、その他については 憶測も推測もふんだんに盛り込みます笑

もちろん、公立学校の顧問の先生全てがそうではないと思います。 あくまで、自身からの見た目。 その上で、 何かしら共通点があり、お役に立てるようでしたら幸いです。

なぜそんなことを書こうと思ったか

大変ありがたいことにブログの閲覧者もツイッターやインスタの フォロワーさんも決して少なくありません。 そんな状況を考えると、おそらく共感いただける部分があり、 この内容が一部の方にでも参考になるのではないかと思ったからです。

それでは、本題です。

問題発生。うちの子に何が?

保護者が部活動に疑問を持ち始めるのは、このような気づきが 発生してからが多いと思います。 子供からの発信。様子が変、など。 仕事など忙しいが、なんとか時間を作って学校に話を聞かないと・・・・。

顧問に問いただすが・・・

状況を把握していて、顧問が保護者に反論することはあまりないかと思います。 知らなかったと詫びて、様子を見るということになる。 そして、進展しない。 やがて、うちの子がそのまま卒業。。。 このような幕引きが非常に多いのではないでしょうか。

なぜ、そうなるのか

2つ、ポイントがあると思っています。 ひとつは、保護者は徒党を組まないということ。 ひとつは、顧問は期限が有効であると心得ていること。

保護者が徒党を組まない

保護者の活動の軸はあくまで自身の子であり、 自身の子に問題が起きると動き、自身の子の問題が解消すると終了 するからです。 部全体の問題だからと言って、ご家族の生活と子育てをないがしろにして、 自身の子に問題がないときに時間を割いて動くことはなかなか難しい ということでしょう。

顧問は期限が有効であると心得ている

2つの側面があります。 ひとつは、公立学校の顧問は任期制です。いずれ、異動します。 そうすると、任期中に問題が起きないに越したことはありません。 ひとつは、仮に保護者から訴えられても、当事者の子供が卒業してしまえば、 その後の接点がなくなります。そして上記のように、徒党を組まれにくい。

それであれば、問題発生時には丁重にお詫びし、改善を試みると伝えて和解し、 その後は同様にあしらい、期限が過ぎれば良いという判断もできます。 それは保護者から見れば、逃げられた状態になります。

考察は、以上です。

保護者が顧問に勝てぬワケの考察、いかがでしたでしょうか。

保護者の方、顧問の先生方にとって、聞き捨てならない言葉も見えたと思います。 謹んでお詫び申し上げます。ただ、自身から見えている事実を無かったように 否定することは出来ません。ご容赦ください。

その上で、出来ることは?

それは、申し送りをし、継承することだと思っています。 (ただしこれはまだ実例が乏しく、私の中での有効と思われる手段とご理解ください。)

顧問の先生だっていずれ心が変わるかもしれない。 そもそも、任期のうちに解決できなかったことを悔しい思いをする方だっているはず。 (その方が多いと信じたい)異動されたとしても、現場は変わらない。

無かったことにしないためには、継承することが大切と思います。 同じ轍を踏まないためには、後者につなぐことです。

保護者は、ひとつ下の学年の保護者に、当時の問題をきちんと伝える。 これは卒業時の引き継ぎとして行うのが大事です。 同時期に同じ場面を見ているはずとお思いでしょうけれど、 先輩の保護者がいた状況と、これから先輩を頼れない状況では、 当事者意識が異なるからです。

顧問の先生も同様です。

そうしないと、なぜ前の先生の問題を私が?と捉えてしまい、その解決が 困難であるほど、任期を問題なく過ごす方を選んでしまう可能性があるからです。

改めまして、一部でも、何かしらのご参考になれば幸いです。