年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

地元中学吹奏楽部を10年以上お手伝いし何か残せればと思ったサイト

耳は口ほどにモノを言う

演奏中、もっと耳を使って!

・・・・はい? ・・音を出しているのに? ・・・なんとなく分かるけど、どうしたら?

いやあもう、とても良くあるやり取りじゃないかなと。

なぜ耳を使った方が良いのか。 ・・・とりあえずこれの解は非常に多くの方が 参考になることを挙げていらっしゃるので 私が触れるまでもなく(いつか触れるかもしれませんが) ぜひそちらを見ていただきたいと思います。

ただ、それすら取り組んでいてもピンとこない と言うことも。。。

そこで、この記事では、 ・耳ってすごい! ・改めて耳が大切な理由を考えてみたくなった

このように思っていただける内容をお伝え出来ればと 思っています。 それで改めていろんな方のご参考を見て、より 興味を持っていただければ嬉しいです。

目を、つむって見る。

試しに、その場で目をつむってみてください。

そして、その場所がどんなところなのかを、確認してみてください。 ・広いのか、狭いのか ・温度 ・何が近くにあって、何が遠くにあるのか

意外と、多くの情報が手に入ると思います。 物音が聞こえる場所だったり、響き方だったり、 耳たぶに触れる空気の暖かさだったり。

目をつむると、周りの空間が分かるんです。

見ても同じじゃね?

・・・・すいません、いい直します。

目をつむると周りの空間を、音を伝達させる場として どうなのかが分かるんです。

音は空気を振動させて伝わるので、自分が発した音が どのように響いて、空間をどう辿っていくのか、イメージしやすいです。

当然、音を鳴らせば、実際にどう伝わるかも確認できます。 耳を意識さえしていれば。

当然、音楽室とホールでは空間が違います。 ですが、違いをイメージできれば、どう鳴らせばいいかも イメージして練習に繋げられます。 個人練習するなら、鳴らし方だけではなくて、 そもそも吹く場所を変えると言う判断も、 単なる知識ではなくて、具体的なイメージを持って 行えるかもしれませんね。

そもそも憧れの音って、どうやって自分の中に入ってきたの?

そもそも皆が楽器を始めるきっかけって、色々あるとは思いますが、 何かの音楽に触れ、何かの楽器の音に憧れて、と言うことが多いのでは? それは、目から入った情報だけなんですかね? もちろん、そんなことないですよね?

その空間の中で、耳から伝わって、刺激を受けたんですよね?

それって、 憧れの人が、自分に向けて、空間を使って 伝えてくれたってことではないでしょうか。

どれかが欠けたら、実現は難しそうですね。

さて今度は、憧れの人の代わりに自分が鳴らすのですから、 そこを置き換えてみてください。 自分が、誰かに向けて、空間を使って 何かを伝えるわけです。

吹くことだけでは、足りませんね? 見たことだけでは、足りませんね?

耳を使えるようになると、空間を意識できるようになったり、 鳴らした音を聞いて、次どうするかを考えたり、 今より出来る事、増えそうですよね?

耳は口ほどに、何かを発信する、つまり、モノを言うのに 欠かせない要素なんです。

ご参考になれば、幸いです^^