年数だけは立派な吹奏楽部お手伝いの話

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オレ流、録音物の活かし方

録音物、活用していますか?

録音物、活用していますか? 個人、アンサンブル、合奏問わず、お手本を聞いてみる事、自分たちの演奏を録音し、 どんな風に聞こえるのかを確かめる事、とっても大切です。 今はスマホのアプリなどで気軽に録音できますし、実は活用って意味では それでも十分だったりします。今回のブログはそんなお題。

まず、お手本を全体的に聴く

「そんなのやってるよ!」・・・ですよねすみません笑 では、 何を聴いていますか? 自分にとっての全体をきくとは、 その曲のストーリーを捉える というイメージで聴いています。 例えば、 抑揚、メリハリ、静かなところ、派手なところ、場面変化の持って行きかた。 それだけ。 あとは、気にしない。 特定の奏者の吹きかたがカッコよかったなーとか、 あ、音程がどうのだとか。 この場面では、余計な事。と、考えます。

自分たちの演奏を、極端にやってみる

さて、みんなでイメージ(ストーリー、曲の感じ)が共有できたところで、 なるべく極端に、演奏してみる。特に、強弱、メリハリ、場面変化など。 できるだけ譜読みはオタマジャクシ程度で構わないので終わらせておき、 極端な演奏に集中できるようにしておく。

自分たちの録音をきいて、イメージとのギャップを掴む

では聴いて見ましょう。イメージ通り演奏できていたでしょうか? できていないのはどこ? ・強弱? ・音程? ・メリハリ? ・音色? などなど。。。。

次に、お手本の特定の事だけ気にして聴く

ここからがオレ流のキモ。 もう一度お手本を聴き直すのですが、今度は特定の事だけ集中して聴く。 他のことは一切気にしない。 例えば強弱の場合。 自分がメインで出るところは↑(上向き矢印)をさっと書く。 一人で出るところは↑①と書く。 伴奏として引っ込むところは↓をさっと書く。 これだけ。

速記できれば、聴きながら追いつけます。

音程も高い低い、メリハリも、もっと、抑える、など、シンプルに。

一気にまとめてやらないのがコツ。

まず、強弱のチェックができたとします。そうしたら次へ。

繰り返す

強弱だけをうんと極端にして、演奏してみる。 録音して聴いてみる。 前回の録音よりイメージに近づいたかを確かめる。 良くなっていたら、別の項目へ。例えば、音程へ、など。

ここにもオレ流のキモ。 一つのことを完璧にしなくても次に行って構いません。 そこまでやると飽きるので笑

オレ流、録音物の活かし方

1:お手本を目的を持って聴くこと。漠然と聴かないこと。 2:イメージをみんなでしっかり共有すること。 3:一つずつを完璧にしようと気負わないこと。 4:あとは、聴いて、演奏して、録音して、をグルグル回す。

これで、自分たちだけでもグイグイ練習を進められるのではないでしょうか。 もう一つ、録音を聴くだけなら一人一人でもできるので、例えば 部活では演奏する、最後に次の日までに聴いてくるテーマを決めて、 次の部活で反映する、のような進め方もできます。

今だとアンコン、ソロコンで有効かと。

頑張って演奏を磨いて行きましょう!!